ピーター・ビアード／Peter Beard

8月15日発売のブルータス『自然写真入門』号で、
伝説の写真家ピーター・ビアードをモントークの自宅に訪ねました。
御年79才、PBことビアードの長く華やかな人生とキャリアを
近年の作品と共に紹介するブック・イン・ブック。保存版です🐘
Our feature on the legendary artist/photographer Peter Beard is in a neat "book in book" format in the latest @brutusmag . We were privileged to share the day with him at his home in Montauk, accompanied by our editor visiting from Tokyo. Our gratitude to Ms. Nejma & Zara Beard, @rachellehruska and @reinanakagawa127 for helping us realize this dream of a book. 
Our interviews with Jim Brandenburg and Micheal "Nick" Nichols are also in this special photo issue. #photographer #collage#montauk #japanesemagazine #peterbeard

高砂淳二さん『LIGHT on LIFE』

Like a nice breeze for the eyes. “LIGHT on LIFE”, the brand-new photo book by renowned Japanese nature photographer, Junji Takasago.

　今日の衝撃。先日刊行されたばかりの、高砂淳二さんの最新写真集、『LIGHT on LIFE』。

　ケニアのライオンや、コスタリカのアマガエル、
マレーシアのゾウに、カナダのグリズリーベア。
ハワイに咲いたジンジャーの花、葉っぱの上の水滴。
地球のあちこちで営まれている生命を
自然写真家の高砂さんがとらえ続けて
この愛らしい一冊ができあがりました。

　ここしばらく、アメリカ人自然写真家の
作品に触れる機会が多かったのですが、
特にナショナル・ジオグラフィック系のアメリカ人写真家は
大自然に「挑戦」し、写真で「撮り奪う」ことによる達成感が
前提にあるように感じます。

　大自然＝人間にとって征服すべき相手。
自分vs他者、人vs神。
対峙ありき、の西洋的文脈の中で撮られた自然写真の
「厳しさ」にさらされ続けた目と神経を、
この『LIGHT on LIFE』の生き物たちが
柔らかく鎮めてくれました。

　「高砂さんの自然や地球の写真は、
八百万の神というか、母性を感じさせてくれるように思います」と
綴られたのは小学館の尾崎靖さん。
その言葉通り、生命へ向けられた慈しみのまなざし、
そしてユーモアがじわりと心に染みこむ写真集です。