2014年11月25日火曜日

FUKA/麩嘉の英語HP

We worked on the new FUKA site English text. Next time you go to Kyoto make sure to spare time to visit this centuries-old traditional confectioner. Or you can dine at Kajitsu Restaurant, which FUKA's owner Mr. Kobori has established in Midtown, Manhattan. 

 京都の老舗生麩屋《麩嘉》さんの新サイトで、
翻訳をやらせてもらいました。
楽しい仕事でした。

 麩嘉は、古くから京都御所に麩を献上してきたお麩屋さん。
資料によると「その創業年は、正確には不明だ。
というのも江戸時代後期の動乱の際、資料がすべて焼失してしまったからである。
御所に出入りするための手形には慶応年間(1865-68)との記載があり、
少なくとも今から150年前には都で名の知れた店であったことが伺える」とのこと。

 七代目の若主人、小堀周一郎さんがNYイーストビレッジで
精進料理レストラン《嘉日Kajitsu》を始めたのが5年前。
肉食の街で、野菜だけ。
料理人も、京都の超一流店で活躍してきた若獅子たち、とNYの常識を覆しまくり。
当然、並大抵の苦労ではなかったようです。

 根底にあるのは、京都の料理や工芸を通じて
日本の伝統と精神を世界に知らしめねばという使命感。
誰もやらないから、自分がやる。
外国人に知ってもらうのも大切ですが、むしろ、
世界に知られることで京都の若手に刺激を与え、
伝統文化を廃れさせること無く次の世代に伝える。
本当の目的はそこにあるのでは、と思います。

 が、「でもやるんだよ精神」(とは言われませんが…ご本人は)で
いろんなNYの「不可能」を可能にしてきた孤軍奮闘ぶりをうかがい知るにつけ、
同じものを何世紀にも渡って引き継いでいくというのは
一瞬たりとも気を抜かず、
常に「まだ誰もやったことのない事、やれると思わない事」に
挑み続けるということなんだな、といつもビックリさせられます。

 たゆまぬ革新あってこその、伝統継承。
京都や食、伝統文化に限らず
私らの仕事すべてに通じるような気がします。

 麩嘉の日本語サイトはこちら
英語サイトとの違いがさすがというか、面白いですね。