2014年12月10日水曜日

Japanese Modernism Issue


Casa BRUTUS' Japanese Modernism Issue hits the stands in Japan today.

We have an open conversation between Bottega Veneta creative director Tomas Maier and artist Hiroshi Sugimoto about the Hotel Okura Tokyo, scheduled for demolition next year - its beauty and the need to preserve it. We also interviewed architect Toshiko Mori, whose creative interventions have brought new life to nearly abandoned architectural masterpieces, about what we can still do to preserve the Okura, and in the process, presenting a fresh perspective on Japanese Modernism.

Hotelier Sean MacPherson and the designer/principals of Roman & Williams also offer tremendous insights into this critical issue for Japanese architecture and design.


 今日発売のカーサ・ブルータスは,日本モダニズム建築特集。
ホテル・オークラ東京は、海外のデザイナーやアーティストはじめ
多くの外国人に敬愛されてきた歴史的なランドマークですが
残念なことに、来年建て替えられてしまいます。
 
「オークラを保存しよう! そしてオークラに代表される
日本モダニズム建築の素晴らしさを世界に広めよう」と自発的に周りへ働きかけている
海外のクリエイター達に今回取材しました。

 ボッテガ・ヴェネタのクリエイティブ・ディレクターであるトーマス・マイヤーと
現代美術家・杉本博司との対談。
ハーヴァード大学教授で建築家の森俊子へのインタビュー。
ホテリエのショーン・マクファーソンや
インテリアデザイナーのローマン&ウィリアムズにも話を聞いています。

 「日本のモダニズムを失わせてはいけない」と熱く訴える彼ら。
そもそも西洋のモダニズム自体が、桂離宮など日本からの影響を色濃く受けたものであり
日本に”再注入”されることで、より重層的な美意識を生みだした日本モダニズム。
 つまり西洋人にとって、エキゾチズムではなく肌感覚でスッと理解できる日本文化、
それがこの「日本モダニズム」なんですね。

 取材しながらあらためて感じたのが、西洋人の目や意識をダイレクトに捉えるのが
彼らにとって咀嚼しやすいモダニズム建築/インテリアだということ。
そして日常的に「言挙げ」する習慣をもつ彼らだからこそ
「オークラ保存運動」を普通に始めてくれたということ。
しかしその背後には、失われつつある日本の文化や精神そのもの(伝統文化とかモダニズムに限らず)への危機感が伺い知れるように思います。

 建築/インテリアを「氷山の一角」として、私たちに対し
「大好きなニホン、どうしちゃったの! 目を覚まして! 僕達も力になるから」と
訴えかけてくれている。外の人間だからこそ言えること、わかること。
建築/デザインだけの話ではないんです。