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2013年1月22日火曜日

A Rather Fun Assignment / GINZA magazine

Our piece on the work and homes/studios of three female artists is in the current GINZA magazine. Shantell Martin, Lisa Fedon, and Ann Wood created pieces just for this occasion. Each work takes the spirit of the subject, Citizen's extraordinary "EYES" timepiece, and expresses some aspect of it in a brilliantly imaginative way.

We were also privileged to work with the fabulous photographer Jennifer Causey, who shot the pieces, the places, and the artists. Her exquisite skill leaves a powerful impression! 

We profiled another artist, Nina Boesch, in an introduction to the Ginza series that appears in Casa BRUTUS. Nina has become well known for her collages, and she made one that spotlights the elegant design of the watch.


 いま出ているGINZAとCasa BRUTUSで、
アーチストとのコラボ企画を手がけました。

 内容は、ニューヨークやペンシルヴァニアに住む4人の女性アーチストに
シチズンのウォッチ<Eco-Drive EYES>を各人流に解釈した作品を
制作してもらうというもの。

 私たちがアーチスト探し・交渉、撮影コーディネートから原稿まで
一貫して手がけたので、けっこう”作った”感のあるプロジェクトでした。

 作品、仕事場、そしてポートレートをGINZAで撮ってもらったのは
先日刊行された写真集『The Makers』も各方面で話題のフォトグラファー、
ジェニファー・コージー/Jennifer Causey

 まず1人目のアーチストは、ロンドン出身のシャンテル・マーティン/Shantell Martin
紙に、壁に、シャツにスニーカー、はたまた人の顔までもをキャンバスに、マーカーで一本線を描き続けるドローイングや映像のアーチスト。
ブルックリン・ベッドスタイ地区にある住まいも
なかなか素敵なので、誌面でぜひご覧下さい。

 2人目は、18世紀や19世紀のヴィンテージ衣装から集めた
古布で、鳥のオブジェを作るアン・ウッド/Ann Wood
長年、TV/広告業界で引っ張りだこの人気を誇る
美術さんだったのだけど
40才で一念発起して独立、オブジェ作りの世界へ。
 ペーパーマッシェのカップとか、
触れると溶けそうなくらい繊細な布でできた小鳥とか。
どれもアンが自宅アトリエで丁寧に作り上げる、一点モノです。

 3人目のリサ・フィードン/Lisa Fedonは、ペンシルバニア州在住。
まるで一筆書きのように、1本の針金で人物や動物などを
描いてしまう、ワイアアートの作家です。
制作してもらった作品は、幅が1メートル以上。
金属のフレームも、本人が鋳造しています。
 写真では「線」のように見えますが、
横から見ると、深い奥行きのある立体作品なのがわかります。

 カーサ・ブルータスに掲載されているのは、
ドイツ出身のグラフィックデザイナー、ニナ・ベッシュ/ Nina Boesch
NYの地下鉄カードを切り刻み、
色や模様を組み合わせては、風景やポートレートを”再構築”。
 黄色と黒のメトロカードに、こんな無限の可能性があったとは。
今回は、黒と白の裏面だけ使って、黒いウォッチを表現してもらいました。






2013年1月20日日曜日

古書店ストランドの名物店員、ベン・マクフォール。


Mr. Ben McFall is on today's Times.

 友人ベン・マクフォールがNYタイムスに取り上げられててビックリ。
彼は35年間にわたり、老舗書店ストランドの
フィクション部門を担当してきたベテラン中の大ベテラン。
「何か知りたきゃベンに訊け」。
小説や詩を愛する人やコレクターに、書物の生き字引として
長年頼りにされてきた人物です。

 ブルックリンあたりに次々出現している
ビジュアル系書店とはまるで別物の、
年季ずっしり、知識の厚みどっしりな店内及びスタッフ。

 NY史の一部とすら言える老舗書店も、全ては
ここで働く個人個人の経験や見識の集大成、という事が
今あらためて響きます。

 あと、何といってもクセがあってナンボのNY、
書店員それぞれの濃ゆいキャラクターに惹かれて(魅入られて?)
みんな、いつのまにか常連になっていたりしますね。

















(photo: Julie Glassberg for The New York Times)

2013年1月9日水曜日

ハンプトンのパリッシュ美術館


 いま出ているデザイン誌AXISで、去年ハンプトンに完成した
ヘルツォーク&ド・ムーロン設計のパリッシュ美術館について書いてます。
Casa BRUTUSのニュースページでも紹介したこの建築、
こちらではロングアイランドの風土や歴史についても言及しました。

 ハドソンバレーのDIAビーコン、コネチカットのグラスハウスなどは
アート/デザイン好きな旅行者にとって、もはや定番ですが
マンハッタンから日帰りで行ける美術館/名建築、
もっとあっても良いのでは。